ServerCC と Happy Coder の比較
Happy Coder はオープンソース(MIT)の Claude Code / Codex 用モバイル・Web クライアントです。PC で claude の代わりに happy を実行すると、CLI がエージェントを包み、セッションをエンドツーエンド暗号化してリレーサーバー経由でスマホのチャット型 UI に同期します。リレーは Happy のホスト型か自前ホスト。無料です。
ServerCC は別の方式です。スマホからサーバーへ SSH 接続し、サーバー上の本物のターミナルで tmux または herdr の中でエージェントを動かします。ホストにはエージェント以外何も入れません。リレーもラッパーもアカウントも不要です。この違いが日常の使い方で何を変えるかをまとめます。
スマホからエージェントへの経路
Happy:スマホ → Happy リレー(暗号化)→ PC 上の happy ラッパー → エージェント。リレーのおかげでネットワーク設定なしに NAT 内のノート PC へ届き、同じ暗号化ストリームを Web と macOS クライアントも使います。
ServerCC:スマホ → SSH → 自分のサーバー → tmux/herdr 内のエージェント。公開アドレスのないマシンにはアプリ内蔵の Tailscale で tailnet 経由で届き、システム VPN を有効にする必要はありません。コードもセッションも他人のサーバーを通りません。
機能比較
| ServerCC | Happy Coder | |
|---|---|---|
| 接続方式 | サーバーへ SSH 直結。ホストに何も入れない | PC に happy CLI ラッパー + 暗号化リレー(ホスト型または自前) |
| プライベートネットワーク | アプリ内蔵 Tailscale、システム VPN 不要 | リレーでどのマシンにも届く。ネットワーク設定不要 |
| 対応エージェント | Claude Code、Codex、Grok Build、OpenCode、Kimi Code、Pi、OMP。他の CLI も同じターミナルで実行可 | Claude Code、Codex |
| インターフェース | フルターミナル + ネイティブ入力欄:iOS のテキストビューでプロンプトを書いて編集し一括送信。長文用のフルハイト編集画面あり | ツール呼び出しやファイル編集を描画するチャット型 UI。シェルはなし |
| 並列セッション | ワークスペースや worktree ごとに何本でも。実行中タブで一覧、Background Run(Pro)で止めずに切替 | ペアリング済みマシン横断のセッション一覧 |
| アプリを閉じても継続 | サーバー上の tmux/herdr。どの端末からも再接続 | PC 上のラッパープロセス。再接続時にスマホ側へ同期 |
| デスクで始めたセッションの引き継ぎ | ホスト上の既存 tmux / herdr セッションに接続可 | happy 経由で始めたセッションのみ |
| iOS バックグラウンド | 位置情報モードでバックグラウンド中も SSH 接続を維持 | 不要。リレーがセッションを保持 |
| 成果のプレビュー | Ports:SSH トンネル経由の HTTP プレビュー。VNC リモートデスクトップ | — |
| ファイルと git | markdown・画像プレビュー付き SFTP ブラウザ。git diff 表示。git worktree の作成と切替 | ファイル編集と diff を会話内に表示 |
| Skills と MCP | アプリから Claude Code の skills と MCP サーバーを閲覧・導入・切替 | エージェント側の設定で |
| 通知 | bg セッションの完了通知 | エージェントが許可待ちやアイドルになると通知 |
| 音声入力 | ネイティブ入力欄で iOS の音声入力 | ホスト型プロバイダーによる内蔵音声 |
| オフライン | SSH 接続が必要 | オフラインでもメッセージをキューし diff を閲覧 |
| ターミナルテーマ | 内蔵テーマ 8 種、セッション中に切替可 | — |
| 同期とバックアップ | サーバーとワークスペースの iCloud バックアップ。iCloud キーチェーンでの認証情報同期は任意 | リレー経由でデバイス間のセッション同期 |
| プラットフォーム | iPhone、iPad、Android | iOS、Android、Web、macOS |
| 価格とソース | 無料プランあり。Pro は買い切りまたはサブスク。クローズドソース | 無料。MIT |
ServerCC を選ぶべき人
- エージェントがサーバーや tailnet 上のマシンで動いており、スマホとコードの間にリレーを挟みたくない
- エージェントの隣に本物のシェルが欲しい。ログを tail し、サービスを再起動し、手でテストを回してからセッションに戻る
- Claude Code と Codex に加えて Grok Build、OpenCode、Kimi Code、Pi、OMP も使う
- 複数の worktree で並列にエージェントを走らせ、デスクで始めたセッションにも接続したい
- 同じアプリからそのマシンの開発サーバーやデスクトップを開きたい(Ports、VNC)
Happy に留まるべき人
- エージェントが SSH で届かないノート PC で動いていて、Tailscale を設定したくない
- ターミナルよりツール呼び出しが整形されたチャット表示が好みで、許可要求をプッシュ通知で受けたい
- Web や macOS クライアント、オフラインのメッセージキュー、あるいは自分で手を入れられる MIT ライセンスのコードが必要
セットアップは約 5 分:クイックスタート。Claude Code を iPhone でにワークフロー全体、Tailscale に公開アドレスのないマシンへの接続方法があります。サーバーがまだない場合は、アプリからエージェント導入済みの無料サンドボックスを取得できます。